H20年  第3回 6月議会  終了 H20.6.23
 11日間に及ぶ「平成20年度6月議会」が終了しました。
今議会は専決処分3議案、一般会計補正予算など12議案を承認可決しました。特記すべきは

@「志免町重度心身障害者の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定」…(福岡県公費医療費支給制度に基づく県費補助金が一部改正されたことに伴い、町の重度心身障害者医療費の支給に関する条例を改正するもの)で賛成少数で否決となりました。
 厚生委員会も否決で、委員長報告での反対理由は(要約)「これまで心身障害者65才以上の初診料、往診料負担は自己負担はなかった。県の制度では所得制限があるが町単独事業では無い。障害者の負担が増となる」として否決。郡内では篠栗町も否決となった。今後は町一般財源から自己負担分の補助をどうするかを検討して再度、臨時議会に提案してくることとなる。

A議員提案の「後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める意見書」賛成多数で採択され、議長名で内閣総理大臣・厚生労働大臣、財務大臣、衆参両院議長宛て送付することになりました。

B農業委員の推薦…熊本議員・丸山議員を推薦 (丸山議員が女性議員として初めて推薦される)
 


H19年  第1回 3月議会  終了 H19.3.23
15日間に及ぶ「平成19年3月議会」が終了しました。本議会は議員にとっても任期最後の本議会でした。
48議案が上程され全て採択されました。
また1件の「請願」が採択され、これの「意見書」も採択となりました。
それぞれの議案の概要と賛否については別記していますのでご覧下さい

H19年  第1回 3月議会  初日・トピックス H19.3.2
【町長町政報告・トピックス】

 1.合併の経過と予定について
   (粕屋南部3町任意合併協設立から破綻、その後の粕屋町への働きかけは省略)
 昨年9月28日に第一回幹事会開催、(久山・篠栗・粕屋・志免・須恵・宇美)合併研究会を立ち上げ、古賀市、新宮町はオブザーバーとして参加、10月31日の幹事会で二点について合意 
    @H22年までの新合併特例法での合併をめざす。
    AH19年9月末までに法定協議会の設立をめざす。
 事務局及び準備費用として各町200万円を拠出し、プロポーザブル方式でコンサルタントを決定し6月までに新市の構想を作成し住民に提示する。9月議会に提示し法定協を立ち上げる。

 『古庄質疑のポイント』 前回は任意協を立ち上げて議論をしたのに破綻をした。今回はその余裕も無くコンサルタントの指導により新市構想を策定するわけで、非常に時間が無い。故・宗像市長のように首長が積極的に町民に語りかけなければ実現しない。熱いそして硬い覚悟、思いを伺う … 不退転の覚悟で望む「ぬるま湯につかっていたら風邪をひく」

 2.行財政改革について
 17年3月、審議会より行財政改革に対する答申を得たのでそれに沿って展開している。
住民と行政のパーソナルプロジェクト、住民参加のパブリックコメントの実施、ボランティアNPOの育成、補助金の削減、指定管理者制度、市場化テストの導入検討他説明がある。 
 特記すべきは、行革目標25億円の削減に対して現在14億円の削減を行う。
今後は従来の課長会議を経営会議と考え方を改め、係り制度から「グループ制度」に変更し、課の意識改革に取り組む。
 「補助金検討委員会」を19年度中に立ち上げ補助金の見直し
を行う。

【宇美・志免清掃施設組合議員の報酬やっと値下げ成立(組合議員報告)】

 昨年開催された組合議会で、議員歳費や費用弁償の値下げ提案に対して志免町選出の議員全員が反対して否決していた問題について、今回開催された議会にて、やっと全員賛成で値下げを採択したとの報告を受ける。
   主な改正は  報酬 議長 91,000円→73,000円 副議長 85,000円→67,000円 議員 73,000円→62,000円
   費用弁償 3,300円→2,500円

H18年 第5回 (12月議会 H18.12.20
【「志免町子どもの権利条例」を厚生委員会で一部修正し本議会提出、全員賛成で採択】

 「志免町子どもの権利条例」制定委員会が2年前から作業を重ね策定された原案を「パブリックコメント」で町民に開示し意見を求めていたが、開示が終了し12月議会に「条例案」として提出された。
 厚生委員長の私としては大変重要な条例のため短期間による審議でなく「継続審議」も視野にいれ、しっかり審議すべきとの思いもあったが、19年度初頭から制度を実施したいと言う行政の強い意向を受け、短期間での集中審議で極力結論を出すこととした。
 本当に「侃侃諤諤」の議論を行い、結果一部を修正し委員会全員賛成で採択し本議会に上程、修正後の条例を全員賛成で採択された。九州初それも町レベルでの「子どもの権利条例」制定に新聞各社が注目し報道がされた。
 
修正した主な箇所は
◆「第8条の2 … 自分の考えや信仰をもつこと」の「信仰を」を削除 (解釈が難しく誤解を招くとして)
◆「第8条の4 … 秘密が侵されないこと」の「秘密」を「プライバシー」に変更 (秘密ではいろんな解釈がある)

 他にも「自分にとってふさわしいやり方で学ぶこと」の意味が難解なり誤解を生ずるとか、他の箇所にも難解な部分もあったが文章上不備な点のみを指摘し修正した。
 条例には独立した「権利救済委員」を設置し子供の権利侵害に専門的に対処するもので、サポートととして「権利相談員」も設けられる。特にこの相談員が相談の最初に対応するわけで非常に重要なポジションとなる。

 また条例本文より「解説」の方がより判りやすく、解説を読まないと理解できない部分もある。たとえば、前文中の「子どもは自分の意見を自由に言うことができ、大人は子どもの意見を尊重します」となっているが、委員会でも解釈に異論が出た部分で、「解説」には『ここで言う「意見を自由に言う」ということは、わがまま勝手なことを指しているのではなく、自分の考えに基づいた発言を怯えることなく、諦めて無関心になることなく述べること』と解説しています。ここまで読むと理解できる。
 「解説」をしっかりみることを進める。

 最近の「虐待やいじめ、自殺」と、子ども達を取り巻く環境には大変憂慮されるわけだが、この条例に則った意図がしっかり住民に浸透し、実践されることを心から願うものです。
 


H18年 第5回 (12月議会) H18.12.20
【18年9月17日の台風13号災害修復予算に6名の議員が反対】

 18年9月17日の台風13号で被災したシーメイトのひさし天井や学校、町民センター他災害復旧予算 2,134万円 に対して6名の議員が反対した。特に総務文教委員会は「反対多数で否決」と委員長報告があり、理由を問うと一つには「立坑櫓防護柵修繕料45万円に反対」との報告を得た。
 予算にはシーメイトのひさし天井、浴場の目隠し、グラウンドの支柱、望山荘や元気ハウス、衛生処理施設の屋根補修、南小、東中、各保育園の修繕、道路や倒木樹木の処理費等々住民福祉の復旧という大事な予算であり、これだけの方が反対されるとは予想にもしなかった。その理由に前述した「立坑櫓防護柵補修に反対」が報告され悲しくなってきた。反対する方に聞きたい。「一体どうしたら良いのか。倒壊したままにしておけ」と言われるのか。被災修復は良識ある責任ある自治体としては最低の責務ではないのか。(私は立坑櫓の世界遺産や国の文化財指定が語られる中「櫓周辺に安全柵を建設したので、景観的にもこのブリキ柵は撤去すべき」と要請しています)
 一方、この他に想定される反対理由に専決処分をされた事に対する反対も考えられる。(専決処分=議会の権限に属する事項について、町長が議会に代わって意思決定を行うもの)行政側の理由に「議会を召集する暇が無かった」としているが、地方債の緊急申請の為に概算を検討し申請する経緯を考えると召集出来なかった事は理解できる。
 この頃の議会は本当におかしい。何か別の次元での議論や判断がなされている。本当に危惧します!

 災害復旧予算への賛成者 … 古庄・助村・丸山・池辺・牛房・大西・吉田・熊本・二宮・野上・佐藤 (11名)
  


H18年 第5回 (12月議会) H18.12.8
【志免町議会の議員定数18名を16名に改正する条例…賛成多数で採択】

 志免町議会議員、現在の定数18名を16名に改める議員定数条例の変更を、9名の議員の連名で議員提案をいたしました。
一部住民から、議員定数削減の請願、署名活動が囁かれていましたが、議員自らの定数問題は、議員の意志で判断し決定すべきものと、9月議会前から模索をいたしておりましたが、今回やっと議員提案という形での提案にこぎ着けました。
 最長老の牛房議員に提案者となって頂き、趣旨説明他を行いましたが、予想通り、反対派の8名中、7名が質問の手を挙げました。
反対の主な理由は@事前に全員への説明がなされず唐突過ぎるA合併も想定されるのに何故今、定員削減なのかB近隣町より人口に対する議員数は少ないC議員歳費を削り定員数は据え置くべき…等々の反対意見が出されました。
 討論・採決になり、大林議長は反対数確保の為、自ら反対討論を行うとして議長席を離脱し自席に座り、代わって二ノ宮副議長(賛成派)が議長席に座ると言う異様な状況に。
反対討論は、大林議長だけが行い、その内容も「唐突に出された」との主旨をもって反対討論をされました。
 この事に対し、私は、議案提案時に9名の議員の総意として、12月本議会前までに「全員協議会」の開催を議長に要請した訳で、唐突な提案ではない事と、以前議長は何の示唆もなく唐突に議員提案の条例改正を提案した事、大野城市や春日市、筑紫野市等の対人口少数議員議会でも議会は機能している実態を訴え、定員削減に賛成の討論をいたしました。
  もう一人賛成討論があり結果、賛成9名、反対8名で「議員定数削減」が実現いたしました。
 反対意見には耳を疑いたくなるようなものもあり唖然といたしました。
  「宇美・志免、一部事務組合議会」の議員歳費と費用弁償の削減に反対した議員は今回の定員削減にも反対いたしました。 「定員削減がなければ選挙にならないのに」これが反対の最大理由なのか!議案成立後「ああ…早よう選挙事務所を造ろう」と嘯く議員がいました。これが実態なのです。

これらの実態を広く町民の皆さまにお知らせしなければ、いつまでたっても真の「行財政改革」は達成できません。
 町民の皆さん、来年春は選挙です。しっかり考えなければ、いつか北海道の?市の「二の舞」にもなりかねません。
 
【議員削減・賛成議員】

古庄 ・ 助村 ・ 丸山 ・ 牛房 ・ 大西 ・ 吉田 ・ 熊本 ・ 野上 ・ 佐藤 ・ 二宮 (議長席にて)
 

H18年 第2回・臨時議会 H18.4.25
臨時議会が開催され、立坑櫓の安全対策工事費用を含む一般会計補正予算他、計7議案が上程され全て採択された。

【主な議案の解説】

◆第43号議案 … 平成18年度志免町一般会計補正予算(第1号)
反対議員
…大熊・吉住・西川・稲永(康)・末藤


 ◇旧国鉄跡地対策費(立坑櫓関係) … 合計 10,800千円

                    (草刈委託料)=500千円  (安全対策施設整備設計業務委託料)=300千円
                    (安全対策施設整備工事)=10,000千円
                      ※立坑櫓周辺40mにフェンスを設置する工事費と関連予算

 ◇障害者自立支援等諸費 … 合計 1,655千円

                    (障害程度区分認定審査会委員報酬)=1,292千円 (費用弁償)=363千円
【その他の議案】

◆第37号議案 … 粕屋南部消防組合規約の一部を改正する規約 (専決処分承認)
  (志免町が収入役制度を廃止したため南部消防組合の収入役を各町助役が兼務することができるとの規約改正)
◆第38号議案 … 17年度志免町公共施設公益施設整備拡充基金特別会計補正予算 (専決処分承認)
◆第39号議案 … 志免町税条例の一部を改正 (専決処分承認)
◆第40号議案 … 志免町国民健康保険税条例の一部改正 (専決処分承認)
◆第41号議案 … 志免町障害程度区分認定等審査会の委員の定数等を定める条例
  (委員の定数を5名以内とする条例)
◆第42号議案 … シーメイト条例の一部を改正
  (シーメイトに置くグランドピアノの使用料金1時間500円を追記するもの)           

H17年 第4回・臨時議会 H17.11.28
臨時議会が召集され開催されました。

内容は、志免町職員の給与の改定についてです。人事院勧告に基づいて

   ◇ 俸給月額 … 本年4月現在にさかのぼり、平均月額1,054円(0.3%)の減額

   ◇ 手当 
        @扶養手当 … 現行13,500円を13,000円に (500円の減額
        A期末手当・勤勉手当等 … 勤勉手当の支給月数を現行4.44月分を4.45月分
         (0.05月分引き上げ

とするものです。

これにより職員の年間給与は一人4,000円程度の減額。町総額で1,134千円の減額となり、本年4月にさかのぼり適応されます。

賛成多数で採択されました。


【人事院勧告の要旨】
 人事院が「国家公務員給与等実態調査」と「職種別民間給与実態調査」の結果、公務員給与が民間給与を1,389円(0.36%)上回った。
 また民間ボーナス(賞与等の特別給)の年間支給割合は4.46月分で、公務員のボーナス(期末手当・勤勉手当)の平均支給月数4.40月分を上回っている。