平成19年・新年ごあいさつ

 
今年の元旦、西日本新聞社説の見出しは『あらためて地域主義を誓う』でした。
 『経験したことのない人口減社会と格差社会の到来で「確かな明日」が見えないままに年が明けた。国の政治に過度に期待せず、地域社会が問題意識を共有し、中央に実情と処方箋を発信して政治を動かす。その熱意と行動が求められる。それが地域の「確かな明日」につながる』と記述しています。
 
 また4日の同紙社説の見出しは『「民主主義の学校」に活力を』でした。地方自治は民主主義の学校だからです。
 「分権改革を支える原動力とは、地方から積み上げた民主主義の政治力である。首長や議員を選ぶ身近な選挙で投じる一票から、分権改革の礎ともなる「民主主義の学校」に新たな息吹を」と結んでいます。
 
 「確かな明日」を担うのは住民であることは当然ですが、特に地方自治における議会・議員の役割は大変重要な位置付けにあると思います。
 
        


  



 
  第1回の統一地方選挙は1947年、私が生まれた年ですが今年はその統一地方選挙が行われます。
 常に言われる言葉に『首長も議員も「誰がなっても一緒」の時代から「誰がなるかで住みやすい町かどうかが決まる」』。まさに今年はその大事な節目の年なのです。

 地域における大きな課題としては「町合併」問題が挙げられます。今年9月、「法定合併協議会」(6町による)の立ち上げに向けて歩みだしましたが各町の議会をみると前途多難な状況です。

 また地域の誇り、ランドマークの「志免立坑櫓」は永年の夢が叶い保存となりました。これからどう活かして行くかが問われ、私達「志免立坑櫓を活かす住民の会」の活動もNPO化も含め飛躍して行かねばなりません。
 
 昨年の厚生委員会審議の中で、介護保険の値上げ他「年寄りや弱い者に冷たい時代になった」と皆で何度ささやいた事か。「福祉、環境問題」の所管であります厚生委員会委員長も残り3ケ月ですが精一杯担ってまいります。 
 
 最後に、今年は私の年「亥」です。
座右の銘「和して同ぜず」を信念に、「猪突猛進」で諸課題に立ち向かってまいります。
 どうぞよろしくお願い申しあげます。


          
  2007.1.5