「第1回・やぐらボタ山菜の花まつり」 解説とスナップ集 20年4月5日(土)〜6日(日)

 「志免立坑櫓を活かす住民の会」では3年前からボタ山麓の県道750mに菜の花を咲かせていますが、(18年9月に「福岡県さわやか道路美化促進事業実施団体」に認定を受け道路管理をしています)今回は立坑櫓周辺にも菜種をまき、立坑櫓、ボタ山と麓一帯を菜の花で結んだイベントを開催いたしました。
 菜の花は隣町の長五郎さんが改良したものが日本の菜の花の原点であり、イベントの一つ「ミニ蒸気機関車運行」は、地元須恵町の稲永義忠さん手作りのミニ蒸気機関車で、数日前、ボタ山に石炭を掘りに行き燃料にしています。志免鉱業所は戦後は国鉄の炭鉱で、石炭は機関車の燃料。これらの関連は凄いことです。
 もう一つのイベント「九州プロレス試合」は、今年、九州で初めてNPO法人のプロレス団体を立ち上げ主宰されているのが、地元志免町出身の「筑前りょう太」さんで、設立後初めての記念すべき試合をこの祭りで実現頂きました。
 「菜の花」も「機関車」も「筑前りょう太」さんも、全て地元に深くかかわることです。
 蒸気機関車は5日の3時間だけの開催でしたが、延べ1,000人以上の方が乗車されました。
翌日来られた親子連れの子供さんが「ない」と聞いて泣き出してしまったり、スタッフに「石炭」をもらった子供が、お母さんに「僕の宝物だから失くさないで」と嬉しそうに何度も何度も言っていました。
 また数日前から天候が雨との予報でした6日は、私達の願いが届いたのか、暑いほどの天気となり、立坑櫓下のリングで開催したプロレスには約300人の観衆が観戦され、試合前の「子供プロレス教室」にも沢山の子供たちが登壇しました。筑前りょう太さんも試合後、感激の挨拶をされていました。
 ボタ山登山は2日間でこれも300人以上の方が登山され、整備していた仮の階段も壊れズルズルになるほどです。「毎年やって下さい」とか「秋にも何か開催を」との声も頂きました。
 本部テントでは初日限定でスタッフの堤さん手作りおはぎ(「石炭おはぎ」と銘々)100個や、2日間通して、志免立坑櫓をモチーフにしたロールケーキ「しめ巻」(ブログで紹介)300個を提供。大変好評で全て完売しました。 また志免、須恵、両町の商工会もコーナーを設けられました。
 イベント2日間で沢山の方々が来場され本当に素晴らしいイベントとなりました。
来年も今年以上に地域密着のイベントとし、志免町の桜(下の写真の最後)とのコラボレーションも検討したいと思います。
 町興し、地域と商工活性化、そして沢山の住民が集う、地域を代表するイベントに育成したいものです。

立坑櫓真下の菜の花

祭り会場・東入口

本部・露店

菜の花の中の会場

立坑櫓下のスナップ、スポット

第八坑口を見る人たち

ボタ山登山

蒸気機関車運行の準備

蒸気機関車製作者稲永さん運転

立坑櫓をバックに走る汽車

蒸気もしっかり出しています

子供プロレス教室

レスラー      レスラー
 筑前りょう太    阿蘇山

リングを取り囲む観衆

白熱する試合

立坑櫓が嬉しそうです

迫力のリングサイド

試合終了後、筑前りょう太さん
を囲んで記念撮影(一番左が私)

ボタ山麓の菜の花と桜が最高

桜と菜の花に包まれた道路

志免町に流れる宇美川河畔の
桜ライトアップ、来年はコラボを!